にんにくの栄養成分「アリシンの効果」

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にんにくの栄養として一番大事なのが「アリシン」という成分です。

 

※アリシンが「強烈なにんにくのニオイのもと」となっています

 

アリシンの持つ3つの効果

 

殺菌・抗菌作用
  • 12万倍に薄めた液でもコレラ菌やチフス菌・赤痢菌などに対して強力な抗菌力を見せることが実験で明らかにされています。アリシンが細菌の中に入りタンパク質を分解…その働きを抑えてしまうからと考えられています。この働きが風邪の細菌・インフルエンザウィルスに作用するので、にんにくの常用で風邪予防ができると言われます。
  • 腸内の悪玉細菌の活動抑制
  • 外用薬(第一次世界大戦中に怪我した兵士の壊疽《えそ:体の一部が死んでしまうこと》を防ぐのに使われていた。(1mgがペニシリン15単位にあたる《ペニシリン=抗生物質のこと》)を利用した。)
  • 化膿菌・カビ菌対策(真菌というカビの一種が原因の水虫・インキン・たむしなどの皮膚病にも有効ということから、にんにく風呂・にんにく灸が見直されています。)

 

ビタミンB1と同等の効果

アリシンの持つ「他の物質との結合能力」によってアリチアミンに変身して、ビタミンB1の持つ効果をビタミンB1以上に発揮します。アリシンは別名…「にんにくB1」「活性持続型ビタミン」と呼ばれています。

 

ビタミンB1とは人間の活動エネルギーを作ります。活動エネルギーは主に糖質から作られます。この糖質を分解してエネルギーに変える時に必要なのがビタミンB1です。ビタミンB1が不足すれば糖質分解がうまくできずエネルギー不足を起こす=疲れやすくなります。

 

ビタミンB1の3つの欠点がないのがアリチアミン

 

1.ビタミンB1は体内吸収率が悪い
●ビタミンB1を身体が一度に吸収できる量=10mg程度
●アリアチミンは無制限

 

2.ビタミンB1は体内に長時間いられない
アリアチミンは血液中に長時間残っていられる。必要な時まで貯めといて、必要な時に使われる。

 

3.ビタミンB1は腸内菌に壊される
ビタミンは腸内のアノイリナーゼ菌(細菌)に出会うと破壊されてしまうが、アリアチミンは壊されない。アノイリナーゼ菌を腸内に多めに保有している人はビタミンB1欠乏症に陥りやすい。

 

要するに、アリチアミンは腸内にいつまでも残っていられるから、「いつでも必要な時に必要な量のエネルギーを作り出すことができる」ということです。これがにんにくは体力増強にいいと言われる理由です。にんにくのあのニオイが重要だったということですね。

 

なんでにんにくって独特のニオイがあるの?

自己防衛手段として身につけたものです。

 

にんにくは元々野生に生えていたものです。野生に生息していれば昆虫や動物などに食べられてしまう=子孫繁栄できなくなる可能性があります。それに対抗するための手段としてにんにくは「独特なニオイ」という武器を身につけました。

 

例:虫がガブッと噛み付くとにんにくの細胞やらが破壊され、すぐさまアミノ酸と酵素が反応して刺激の強いニオイを出して虫を撃退します。

 

アリシンが発生するのは「キズついた場所だけです」。このアリシンはにんにくにとっても良いものではないので、虫を撃退した後、殺菌が終わった後は即座に空気中に散っていきます。傷口に残ったアリシンは、刺激が少ないスルフィドという物質に変わり、同じように空気中に混ざったり、にんにくが吸収したりします。

 

自然界の生き物も知恵を持っているので、一度「にんにくはクサイ!食べられない!」と思えば二度と食べようとはしません。にんにくの勝ちです。

 

もし、強風で茎が折れたらその部分にはアリシンが発生します。そうして目に見えないような小さな菌類も侵入させないようにしています。

 

ビタミンEと同等の効果

 

同じく、アリシンの「他の物質との結合能力」によって脂質と結合してビタミンEと同じような効果を発揮します。

 

ビタミンEが持つ3つの効果
  1. 老化防止、美肌効果、冷え性・神経痛・肩こり・腰痛などの改善

    血行を促進することで新鮮な酸素を身体全体に送ることになり、細胞のリフレッシュになるからです。

  2. 心筋梗塞・脳梗塞の予防

    血液を浄化…綺麗にすることで動脈硬化の予防に繋がるからです。

  3. 赤血球を増やす

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